ぼかし肥料つくり
作ってみたかったぼかし肥料つくりに挑戦しました。好気性発酵と嫌気性発酵の2種類がありますが、初心者でも簡単にできるという嫌気性発酵のぼかし肥料としました。
有機肥料での栽培を心がけていたので、鶏糞などを使用していましたが、せっかくなら自作のぼかし肥料を作り野菜を栽培してみたくなり本やサイトの情報を参考に作ってみました。今回は、初心者でも簡単に作成ができる嫌気性発酵でのぼかし肥料の作製です。
1.材料の準備
ぼかし肥料を作製するにあたり下記の材料を準備しました。
- 天恵緑汁(ヨモギ発酵液) 100ml※なければ、畑の土や落ち葉を混ぜればOK
- 水 2L※水道水はカルキを飛ばすために前日に汲み置きをする
- 魚粉 2kg
- 骨粉入り油かす 2kg
- 米ぬか 3kg
- 黒砂糖 750g
- 籾殻 スーパーの袋で一袋
魚粉は近くのホームセンターに売っていなかったので、骨粉入り油かすと合わせてAmazonで買うことにしました。
2.材料を混ぜあわせる
魚粉がなんとも言えない臭いを発しているので台所用のビニール手袋をはめて、タライや袋で魚粉、骨粉入り油かす、黒砂糖、籾殻を入れてよく混ぜ合わせます。私は、90リットルの大きめの袋を2枚重ねて混ぜ合わせました。
3.水と天恵緑汁(ヨモギ発酵液)を混ぜる
水の中に天恵緑汁(ヨモギ発酵液)を投入。水は井戸水が良いそうですが、そんなものないので水道水を前日にくんでおき、カルキをとばしています。
4.8割ぐらいの水を投入
2で混ぜ合わせた材料の中に8割ぐらいの水を少しづつ混ぜ合わせながら投入します。
よく水が馴染むように手のひらと手のひらで混ぜ合わせます。
5.米ぬかを投入
米ぬかを投入してさらに混ぜ合わせます。手のひらで握ってみて塊ができ、指でつついて崩れるぐらいがちょうど良い水分量です。塊が崩れないぐらい水分が多かったら米ぬかを追加でいれます。塊ができないようであれば、残しておいた水を投入します。
6.ポリケースなどで保管し発酵させる
ポリケースに入れて保管をします。今回の場合はそのままビニール袋で保存します。
7.ガス抜きを行う
一週間後に袋をあけてガス抜きを行います。今回は酸素を必要としない嫌気性発酵なので、掃除機で袋の中の空気を吸い取ってみました。
夏場なら10日前後、春秋なら2週間、冬なら1ヶ月で完成します。目安は白カビと匂い。魚臭かったものが、発酵してフルーティな香りに変化しています。そして、直射日光を当てないように注意しながら、数日乾燥させて完成。
作成したぼかし肥料を8−8−8の化成肥料100gの代用とするには、ぼかし肥料200gで同じ。下記書籍の著者の福田先生は300g入れていました。
ぼかし肥料は下記書籍をもとにの作りました。詳しく知りたい菜園家の皆様は、ぜひ購入してみてください(笑)
有機・無農薬の野菜づくり いつもの畑で収穫2倍! (Gakken Mook)
3件のコメント
かとー
おーつさん、早速の返信ありがとうございます。
手間隙の問題は大きいというか大事ですね。私も藤田さんの「やさいの時間」、そしてその前の天野君の「うまい!」も見ています。少しはいいものを作ってみたい気持ちから、この2年間ただがむしゃらに取り組んできたような気がします。これからも、要所要所のポイントや成果反省点、創意工夫なども、ぜひ載せてください。楽しみにしてます。ありがとうございました。またよろしくで~す。
かとー
平成27年4月から知人の畑を借りて野菜作りに挑戦しています。ぼかし肥料を作ってみたいと検索して、嫌気性発酵があることを初めて知りました。両者のメリットやデメリットなど、もし何かご存知だったらお願いします。私が借りた知人の畑も、長年耕作放棄された粘土質の土地で、土作りでは同じように苦労していると思っています。私も、モミガラ薫炭などの投入で、意外とお金がかかると、冷や汗を流しているところです。
おーつ
かとーさん
コメントありがとうございます!
嫌気性のぼかしにしたのは、時間がかかっても切り替えしなどの手間を無くしたかったからです(笑)
はじめに仕込んでしまえばあとはあまりやることはありませんでした。
最初は魚粉の鼻に付く臭いでしたが、そのうちフルーティな香りに。ぜひ挑戦してみてください(^o^)